講師業についで、執筆業も実務家FPの業務の1つです。執筆と言っても、多種多様で、インターネットなどのWeb上での執筆もあれば、お金に関する本を出版したり、マネー雑誌などで、お金の記事を掲載するのもあります。しかし、すべてのFP(ファイナンシャルプランナー)が、うまくいっているかというと、そうでもなく、ごく一部です。多くありません。あくまでFP業務をしている中で、自然な流れで執筆の依頼が増えているパターンが多いです。その中で、執筆業で活躍している独立系FP事務所経営のY・Mさん(男性)のお話をお聞きしましたので、インタビュー形式で紹介します。
執筆業は、時間をうまく活用すれば、スケジュール次第で、業務しやすいです。割合ですが、時間的にも収入的にも、7割程度です。あとは、相談(コンサルティング)業1割、講師業1割、その他の企画が1割となっています。
最初のころは、「執筆業でやっていこう」という気はなく、偶然かつ自然に執筆の依頼を受けることが多くなりました。これまで、執筆の経験がなく、文章の書き方、文脈の整理、資料の収集など、すべての面で苦労しました。私が、執筆している媒体は、単行本や雑誌、Web上など様々です。単行本としては、共著で3級FP(ファイナンシャルプランニング)技能士資格の問題集を1冊出版しています。その中で、「相続・事業承継設計」の分野を担当し、20~30ページ分を執筆しました。現在は、2冊目を執筆中です。
雑誌では、有名なマネー誌にて、「保険の見比べチェックポイント」などを、何度か執筆させていただきました。また、新聞や他雑誌などでも、FP(ファイナンシャルプランナー)としての視点で、執筆しています。
Web上では、SNSサイトで、コラムを執筆し、現在、「住宅ローン」に関するメルマガ(メールマガジン)を月に1回、発信しています。現在のところ、ほとんどの場合、執筆依頼が来て書き始める、というスタイルです。
ほとんどの方は、営業や持ち込みなどをして、仕事をもらっています(依頼をとっています)が、私の場合は、セミナーや勉強会で知り合ったFP(ファイナンシャルプランナー)の方々や、所属している団体からの紹介が、100%をしめます。初の執筆依頼も紹介によるものでした。現在も、紹介した方からの執筆依頼をうけています。
開業当初は、知識や人脈を広げていきたいと考え、セミナー、勉強会に参加しました。現在も、主体的に顔を出すように行動していますが、すべては、自分自身のためです。このことが、結果的に、人脈が広がり、執筆依頼が増えたのかもしれません。そう考えると、このことが営業だと思っています。
文章を書く際、誤解を与えないように気をつけています。ごくあたり前のことですが、書籍や雑誌などの文章で書かれている媒体は、セミナーと違い、文章だけの表現なので、できあがった際、何度も何度も読み直して、伝えられるか確認します。
執筆すると、どうしても締め切り日が気になる方もいると思いますが、当然、守らないといけません。依頼当初に提示された締め切り日が、どんなに厳しくても、断ったり、変更することはありません。なんとしてでも間に合わせています。私は、「執筆=スピード勝負」だと思っています。いつ執筆依頼が来ても、常に、とりかかれる状態を心がけています。そのことが、信用につながると考えています。